二十年後の未来へダッシュ!!

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 『平成三十年』とは、平成九年十月現在、朝日新聞で連載されている小説である。作者は堺屋太一。文壇はもちろん、政界・財界にも一目置かれる大御所である。

 今から約20年後の平成二十九年、閉塞した我が国の政治・経済を立て直し、生活者に魅力ある社会を築こうとする「産業情報省」の官僚・木下和夫の物語・・・と言って、現時点では間違いないと思われる。登場人物には「織田信介」「千野利久」など、戦国時代から桃山時代の歴史上の人物になぞらえたキャラクターが登場するが、まあ、それは良しとしよう。

 この物語で堺屋太一が主張する政治的・経済的意図はともかくとして、本小説は別の意味でのおかしみに満ちている。

 20年後の世界では、コンピュータやインターネットが人々の生活に深く浸透している・・・のだが、そのほとんどが平成9年の現在から全く進歩しておらず、一部には完全に退化さえしているのだ。

 いったい、この20年の間に、我々の世界には何が起こったのか・・・・・・。暗黒の未来の扉は開かれる。


来年度新政策〜織田大臣

「事件」の予兆〜バーチャル・ガバメント

サイバー茶会〜ドリームチーム

観光立国〜苦痛の規格

駐車場の街〜木枯らしの時節

ファーストストライク〜「会社人間」日本

横町の老人国〜清談と謀議

男の香り〜夢か幻か


平成9年のコンピュータ・・・朝日新聞の記事より

連載小説「平成三十年」を終えて・・・朝日新聞平成10年7月29日夕刊

日経で発見 平成三十年

『平成三十年』は生きている

あちゃら式『平成三十年』解読法


オワリコン株式会社のインターネット

 


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